げんしけん5巻

げんしけん(5) (アフタヌーンKC)

げんしけん(5) (アフタヌーンKC)

おまけのしおりは会長を選んでまいりました。かいちょー!


今回はコミフェス初参加なわけじゃないですかー現視研。なんかもー懐かしい…!って感じがするんですよー。初めてオフセット印刷で、本を出した時のあの感動…あー、わかる、わかるよササヤン!みたいな(笑) いやもうそういう意味で、実にリアルな漫画だなーと思いました。会場内で、サークル側で参加するとこんな感じーという。というか、一般参加からサークル参加に変わったときの感慨が上手いなあー。そしてやはりコーサカはいいキャラだなあ(笑)
初めからここまで考えてたんですかねー、木尾さん。普通の、サークルやってないオタクを描いて共感を得てきたわけですけど、ここへ来てサークルやってるオタクのほうの共感までゲットなわけです。いやあ、面白いなあー。
特になんとなく肯いてしまったのが、第30話のセリフ。
「でも何か…こうやってサークルスペースにいるとあまり買いに走らなくなるのはなぜだろう」
「サークル参加だとここにいるだけで参加しているような気分になれるからじゃないですか」
というのを読んで、確かにッ!と思いましたよ。実際忙しくて、外に出ている暇もあまりないのですが(売り子したり挨拶に来てくれる知人とか作家さんとか編集さんとかの応対したりで)、そういう充実感が既にあるから、まあいっかーという気持ちになれているのかも。まあ、
「朽木くんという保険があるからかもしれんがな」
……それもそのとーりです……(友達に買いに行ってもらってます…)

なんかいろいろ考えさせられる、「げんしけん」5巻でした。